2010年06月13日

OSも含めディスクの内容を丸ごと複製 万一のPC障害時に素早い復旧を図る

「え?」。ある日突然、PCが起動しなくなり画面はブルースクリーンに。そして顔も“真っ青”になる─。

仕事に使うPCのディスクが障害を起こした時のダメージは大きい。せっかく作成したデータの数々は消え失せる。その上、PC本体(あるいはディスク)を交換して、OSや各種アプリケーションをインストールしたり、プリンタの設定をしたりするのには多大な時間がかかる。

そうした不測の事態に備え、素早く元の状態に復旧するためのソフトとして「イメージバックアップソフト」がある。単にマイドキュメントにあるデータを定期的にコピーしておくような仕組みではなく、OS、アプリケーション、データ、各種設定ファイルなどを含むディスクの「イメージ」そのものを複製しておく。トラブルが発生した際は、このイメージを書き戻すことで短時間で復旧を図るわけだ。

イメージバックアップは、いざという時にエンドユーザー自身でセルフレスキューできるほか、最近ではIT部門が社内に配布するPCのキッティング(仕事の現場ですぐに利用できる状態にPC環境を整えること)用途にも使われている。イメージバックアップの機能は、大規模システム向けの運用管理ツールの中で提供されている例もあるが、本稿では企業内個人でも導入できる市販ソフトに焦点を当てた。

PC操作中でも複製可能 復元用の GUIツールも用意
一般的なイメージバックアップ製品が備える主要な機能を見ていこう。最初は、対象ディスクのイメージ全体をフルに複製する「完全バックアップ」が必要だ。大容量の場合は数時間かかることもある。完全バックアップを実行した後は、その後の更新分のみをバックアップすることで、作業時間の短縮を図る製品が多数派だ。この際、直近の完全バックアップを起点に、そこから更新された分すべてを毎回バックアップする「差分バックアップ」と、前回のバックアップからの更新分だけをバックアップする「増分バックアップ」の2種類がある。差分バックアップは完全バックアップからの時間が経過するほどある程度の処理時間がかかるが復元は短時間で済む。増分バックアップは毎回の処理時間は短いものの、復元時にそれなりの時間を要する。

完全バックアップや差分/増分バックアップの実行は手動だけでなく、指定した日時や間隔で自動実行するスケジューリング機能を備えているのが一般的だ。一度設定すれば、あとはソフトに任せればよいので日頃の負担を強いることはない。

最近の製品は、PCを使用して通常の仕事をしている最中でもディスクのイメージをバックアップする「ホットイメージング機能」を備える。イメージバックアップソフトは、ファイルを構成するディスク上のセクタ単位やクラスタ単位でバックアップ処理をする。この時、PCが使用中だと、システムプロセスやアプリケーションの操作によりファイル状態が刻々と変化する。そこでイメージバックアップソフトは、様々な仕組みでファイルの変更を追跡し、イメージに反映する工夫を凝らしている。

代表的なものは、ファイルへの操作リクエストを捕捉する「ファイルシステムフィルタドライバ」を用いたものだ。これはオープンや更新などのファイル操作を管理する「ファイルシステムドライバ」と、物理ディスクへの読み書きを担う「デバイスドライバ」の中間に位置するドライバの一種。アンチウイルスソフトのシステム監視機能などにも利用されている。これがファイルの変更内容をリアルタイムに捉え、その内容を専用の領域に保存。最終的なイメージファイルに変更内容をマージする。この機能を差分/増分バックアップの仕組みとして採用している。

イメージの復元方法は2通りある。(1)ディスクにインストールしたイメージバックアップソフトからの復旧、(2)CDやDVDなどの外部記憶媒体を利用したレスキューメディアからの復旧、の2つだ。システム(OS)が起動するときは(1)、起動しないときは(2)で対応するのが基本的な利用スタイルとなる。

各製品は、製品のインストールディスクにレスキューメディアの役割を持たせていたり、CDやDVD、ブルーレイディスクなどを使ってレスキューメディアを作成する機能を備える。レスキューメディアをドライブに挿入して起動すると、Linuxや、Windowsの簡易実行環境である「Windows PE」ベースの復元用アプリケーションが立ち上がる。アプリケーションはGUIを備え、通常のアプリケーションと同等の使用感覚で利用可能。作業手順を案内するウィザードに従って外付けハードディスクや光メディアなどに保存したイメージを指定して復元する。

製品によってはイメージ全体だけでなくファイルやフォルダ単位のバックアップを可能にしたり、イメージディスクをドライブとしてマウントし、ファイルの中身を閲覧・編集可能にしているものもある。
OS標準のバックアップも「イメージ」に対応し始めた

オフィス内PCの多くを占めるWin-dowsと、クリエイタなどにユーザーが多いMacintosh。実はこれらのOSには、基本的なイメージバックアップ機能が標準で備わるようになってきた。

[Windows]
7から全エディションに搭載

最新版であるWindows 7は、「バックアップと復元」というバックアップ機能を備える。これには大きく3つの機能がある。(1)システムの構成情報やアプリケーション設定、レジストリ情報などを自動/手動でバックアップする「システムの復元」、(2)ファイルやフォルダを一定の間隔で自動的にバックアップし、以前のバージョンに戻せる「Windows シャドウコピー」、(3)ディスクイメージ全体をバックアップする「システム イメージ バックアップ」、の3つだ。このうち、(3)がイメージバックアップソフトの機能に相当する。

(3)のシステムイメージの作成は、Vistaから搭載している機能。VistaではHome Premium以上が必要だったが、Windows 7からすべてのエディションで利用可能になった。差分バックアップやスケジューリングなど、イメージバックアップの基本的な機能が備わる。OS全体だけでなくファイルやフォルダ単位でのバックアップも可能だ。対象となるファイルシステムはNTFSのみ。

イメージファイルはVirtual PCなどが採用する仮想ハードディスク形式(.vhdファイル)として作成する。この機能はコントロール パネルから利用できるほか、Windowsのインストールディスクやレスキューメディアとして事前作成する「システム修復ディスク」から利用できる。

Windows 7では新たにLAN上にあるネットワークドライブをイメージファイルの保存先に指定することが可能になった。この新機能は、ドメインへの参加が可能な Professional以上のエディションで利用できる。

[Macintosh]
直感的な使用感を追求
Mac OS Xが標準搭載するイメージバックアップ機能が、「Time Machine」だ。Mac OS X 10.5 Leopardから搭載している。Windowsの機能と同様に、差分/増分バックアップやスケジューリングなどの基本機能を押さえている。復旧には、 OSのインストールディスクを利用する。

Mac BookからMac Book Proなど、イメージファイルを取得した端末とは異なるハードウェア構成の端末に復元するときに、必要なデバイスドライバを追加・削除する「移行アシスタント」機能も搭載。さらに検索機能である「Spotlight」と連携し、ファイル検索時、Mac本体だけでなくTime Machineの保存先に指定した記憶媒体の中のイメージファイルも検索対象にできる。画面の奥から手前に向かってその時々のフォルダの状態を示す画面イメージを時系列順に表示し、過去のファイルを直感的に探せる。イメージの保存先として、ハードディスクと無線LANルーター機能をセットにした「Time Capsule」を別途販売している。

イメージファイルは圧縮しないため、最低でもバックアップ対象のシステムと同規模以上の記憶媒体が必要となる。対象ファイルシステムは、Mac OS用のフォーマットであるHFS+のみ。そのため、Mac上にWindows OSをインストール可能にする「Boot Camp」の領域はバックアップの対象にはできないことに注意が必要だ。

posted by データ復旧 ハードディスク at 00:21 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バックアップ元と異なるPCへの復元も可能な「HD 革命/BackUp Ver.10」

アーク情報システムはPCのシステムやデータを手軽にバックアップして簡単に復元できるシステム・データバックアップソフト「HD 革命/BackUp Ver.10」を6月11日より価格8,610円で発売する。対応OSは、Windows XP / Vista / 7。また、パーティション操作ソフトがセットになった「HD 革命/BackUp Ver.10 with Partition EX」(価格10,920円)、CD-ROMからソフトを起動可能な「HD 革命/BackUp CD 起動版」(価格5,980円)もラインナップに加わる。

製品はシステムを含んだハードディスクを丸ごとバックアップ/復元、差分バックアップやスケジュールでのバックアップ、ワンステップバックアップと多彩に活用できるソフトウェアとなる。前バージョンでは、価格.comプロダクトアワード2009 バックアップソフト部門で金賞/銀賞を受賞している。

Ver.10では従来の多彩なバックアップツールとしての使い勝手はそのまま、バックアップ元とは異なるPCにシステムを復元する「どこでも復元」、バックアップしたデータを仮想ドライブ化して、Virtual PCとして活用できる「バックアップファイル変換ツール」などを搭載。バックアップデータの一時的なテスト運用など旧システムを継続使用しなければならないようなシーンにも活用できる。

また、自由自在にパーティション操作を行えるソフトPartition EXをセットにしたパッケージ「HD 革命/BackUp Ver.10 with Partition EX」やCD-ROMからの起動も可能なパッケージ「HD 革命/BackUp CD 起動版」など3つのラインナップを揃えており、用途に応じて選択できる。

posted by データ復旧 ハードディスク at 00:18 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

偽セキュリティー対策ソフトが横行

マイクロソフト版そっくりの偽物も
IPA・情報処理推進機構によると、偽セキュリティー対策ソフトの被害が目立って増えているという。2010年から相談件数が増え、ここ3か月で被害が再び拡大している。セキュリティー対策大手のトレンドマイクロも「今までは被害報告ランキングの10位前後を推移していたが、5月は偽対策ソフトが4位と5位に入った。新種も登場しているようだ」としている。

被害報告が増えた理由の一つは、ガンブラー攻撃による侵入だろう。以前の記事「電子立国の総本山、JEITAがガンブラー被害」で実例を紹介しているように、ガンブラー攻撃では偽対策ソフトを強制的にインストールするものが多い。

 ガンブラー攻撃とは、企業や個人のサイトを書き換えて、訪問者にウイルスなどを仕込む攻撃とのこと。FlashやPDF表示などのソフトが古いままだと、サイトを表示しただけで感染してしまう。被害の一例が、偽対策ソフトの強制インストールだ。

 そのほかにメール添付で広がるパターンがあり、マイクロソフトの無料ソフト「Microsoft Security Essentials」と同名の偽ソフト「Security Essentials」の報告例が増えてきた。IPAによればウィンドウズの「システムの復元」を起動できなくしたり、ウィンドウズの操作を一切受け付けなくするなど、手口が悪質だ。

偽ソフト感染時の症状
偽対策ソフトの目的は、存在しないウイルスを検知し「駆除するためには有料版が必要です」として、クレジットカードでお金をだまし取ること。そのために、あらゆる手口を使ってだまそうとする。偽対策ソフトを組み込んだ場合の症状を紹介しよう。

・起動時などに「ウイルスを発見しました」と表示
パソコン起動時やブラウザー表示などで、「あなたのパソコンにウイルスが○○個も発見されました」などと、不安を煽る表示をする。駆除しようとするとクレジットカードの入力画面になって、有料版を買わせようとする。

・ほかのウイルス対策ソフトの機能を停止する

ウィンドウズのセキュリティーセンターや、ほかのウイルス対策ソフトの機能を強制停止。安全のためのソフトが軒並み起動できなくなる。

・メーカーのウェブサイトが開かなくなる
正規のセキュリティー対策ソフトのサイトを表示できなくする。セキュリティー関連のページが開かなくなったら怪しいと思ったほうがよい。

・ウィンドウズのシステムの復元などが使えない

トラブル発生時に元の状態に戻すための機能「システムの復元」や、特定のプログラムを停止するときに使う「タスクマネージャー」が使えなくなる。またデータバックアップの機能を妨害するタイプもある。

・「×」でも閉じない、スタートボタンやタスクバーも表示しない

ウィンドウズの操作を一切できなくする悪質なタイプも。偽ソフトの表示が消えないうえに、ウィンドウズのスタートボタンなども操作できなくなる。

・セーフモードにしても警告メッセージが出る

復旧作業などに使うウィンドウズのセーフモードにした場合も、英語の警告メッセージなどが出て作業できなくなる

・操作が重くなり、ハードディスクのアクセスも頻繁になる

パソコンの操作が重くなり、ハードディスクへのアクセスが増える。ブラウザー表示で異様に動作が遅くなる場合も。

これらの症状が一つでも出た場合は、偽対策ソフトかウイルス・トロイの木馬などを疑ったほうがいい。正規のウイルス対策ソフトがあっても、偽対策ソフトに感染する場合があるので注意が必要だ。

偽対策ソフトの復旧方法と予防策

感染した場合は、どうやって復旧すればいいのだろうか? 残念ながら決め手となる方法はない。感染後に正規の対策ソフトを入れても駆除はできないし、ウィンドウズのシステムの復元も無効にされることがあるからだ。また正規の対策ソフトで駆除できたという表示になっても安心できない。正規の対策ソフトでも発見できない未知のウイルスやトロイの木馬が残っている危険性があるからだ。

確実に駆除するには、残念ながら「完全初期化(クリーンインストール)」しかない。パソコン購入時に付属しているディスクを使って、ハードディスクのフォーマットから始めて完全初期化するのが唯一の手段となる。データも丸ごと消えてしまうが、こればかりはどうしようもないのが現実だ。感染後にデータファイルだけをコピーしたいと考えるだろうが、そうするとほかのパソコンにも感染を広める可能性がある。二次被害が考えられるのでお勧めできない。

つまり偽対策ソフトにやられたら、データも丸ごと失われると覚悟しておくべきだ。そうならないために、しっかりとした予防策をとりたい。予防策の基本は以下の3ポイントだ。

・店頭で購入したウイルス対策ソフトをインストールする。1年更新型では必ず更新すること(期限の切れた対策ソフトは無意味)
・ウィンドウズアップデートは、自動更新に設定する
・Flash、PDF表示などの関連ツールを常に最新版にする

対策の詳しい方法は、CCC(サイバーセキュリティーセンター)の「ホームページからの感染を防ぐために」を参考にしよう。友人や家族へアドバイスするためにも、印刷して保存しよう。

posted by データ復旧 ハードディスク at 00:14 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソースネクスト、高速イメージバックアップソフト「クイックイメージ」

ソースネクストは、バックアップしたPC以外のPCにもデータ復元できる高速バックアップソフト「クイックイメージ」を価格12,800円で発売する。ダウンロード版は8日、パッケージ版は7月2日より。対応OSは、Windows XP / Vista / 7。

製品は、米StorageCraft Technology Corporationの「ShadowProtect Desktop
Edition」(国内販売 アズジェント)に「ソースネクスト マカセル 自動バックアップ」、「SOURCENEXTstyle ドライブクリーナー」を同梱したものとなる。

スケジュール設定や定期的な自動バックアップ、差分/増分バックアップはもちろん、バックアップしたPC以外のPCに復元できるのでPCが故障した際などに重宝される。スナップショット技術を活用した高速なバックアップ&復元、VMwareやVirtualBox、BootCampなどの仮想環境への復元なども可能なるほか、Windows PEを使ったCDブートにも対応し、CDブートからも迷うことなくソフトを操作できる。
 
また、拡張子やフォルダを指定しての自動バックアップ、設定済みの外付けHDDをつなぐだけで、自動バックアップする"挿すだけマルチバックアップ機能"などを搭載する「ソースネクスト マカセル 自動バックアップ」、HDD全体からパーティションごとなどデータを完全に消去し、情報を抹消できるソフト「SOURCENEXTstyle ドライブクリーナー」など便利なソフトウェアも同梱されている。


posted by データ復旧 ハードディスク at 00:09 | データ復元アプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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